銭湯
先日、近所の銭湯に出掛けた。
僕の家は、元々風呂なしアパート(築41年)。
後付けでシャワー室があるけん普段の生活には特に支障はないんやけど、やっぱり湯船にゆっくり浸かりたくなるのは、日本人やけんか。
近所の銭湯は「ふじみ浴泉」。
サウナもあるのに別料金を取らないから嬉しい。
水風呂と交互に入るのが好きなので、銭湯にはサウナは常備していただきたい。
そのサウナでグッタリ時間が経つのを待っていると、一人の外国人が入ってきた。
彼の名前はジョン。
アメリカ出身で、こちらの学校で英語の教師をしよるらしい。
見た目はスマッシングパンプキンスのビリー・コーガンを少し柔らかくしたような、スキンヘッドのナイスガイである。
日本人の女性と結婚し、先日息子が生まれて大変だがハッピーだと言っていた。
何故かよくわからないけど、その時間は凄く仲良しになり、彼は去り際にわざわざ声を掛けてくれた。
裸の付き合いってのは、万国共通なんやろうか。
僕は交互浴ですっかり頭がリラックスしきっており、ぼんやりと露天風呂に浸かった。
住宅街のど真ん中に位置する銭湯だけに隣のアパートのベランダから丸見えなのであるが、こちとら銭湯に来とるんやから、裸であることを問われるいわれもないわけで。
ま、女湯ならいざしらず男湯を好んで覗く人もおらんやろうけど。
風呂上がりにフルーツ牛乳は嫌いなので、コーヒー牛乳を飲んだ。
美味い。美味すぎる。
埼玉でこれを口ずさむと、「十万石饅頭」と続けられるのがウザイ。
たまに銭湯でこんな息抜きするのも、なかなか良いもんです。
オモコロのヨッピーもそんなことを言っとらっしゃいました。
皆は家に浴槽があるやろうけど、足を伸ばしてゆっくり湯に浸かれる時間を作ってみるのはいかがでしょ。